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映画「タフガイ」 カーク・ダグラス&バート・ランカスター [Films]

子どもを連れて、じぃじ、ばぁば宅へ遊びに行ったら

じぃじが ウキウキして、DVDを見ようとしている所だった。


映画は、あのなつかしの・・・

「タフガイ」ではないか!


じぃじ(わが父、子どもの祖父)に育てられた私は

はるか昔のいい男達の映画を、山のように浴びるよ~に 見てきた。

この映画も、大好きなのだ!

久しぶりだな~と、私もウキウキ[黒ハート]



で、この久々のタフガイは・・・


主演のカーク・ダグラスとバート・ランカスターが好きな人のための

コメディタッチの、彼らの「若かりし頃」を彷彿とさせて楽しめる

おちゃめな映画なのである。


なんと、5歳児でも楽しめる。

なぜなら・・・

列車強盗なんていう、今の世の中ではありえないレトロな暴挙に出て

楽しむ二人の話だから。

ま~、じいさん達(って言ってもまだまだ若い、パワーみなぎってる)の素敵なこと!


ひょうきんで、ナイスガイで、かっとんでて、かっこいい。

笑いがあって、映画っていう娯楽を存分に生かした映像。

古きよきアメリカの時代に生きてきた、気骨のあるお二人。

軟弱な、アメリカの若者を楽勝でノシしてしまったり。


二人の、掛け合いが面白すぎる!


子どもが笑い転げてたシーンもいくつかあったし

味のある映画は、どの世代でも楽しめるんだな~と思いながら

親子三世代、どわっはははは[わーい(嬉しい顔)]


大笑いした一日でした。



残念ながら、おすすめの「タフガイ」は古いからかマイナーだからか
楽天もAmazonも見本になるような画像なく・・・

カッコつけてるけど
この人たち ↓ が、コメディー版になったような感じです。


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「ゴッドファザー」、ロバート・デ・ニーロ! [Films]

先に書いた、オペラの間奏曲・序曲集の「カヴァレリア・ルスティカーナ」を聴いてて、
そういえば、「ゴッドファザー」のサントラって、オペラっぽいのたくさんあったな~と
ひっぱりだしてきた。

カヴァレリア・ルスティカーナはゴッドファザーIIIで使われたようだ。
ニーノ・ロータの哀愁のある曲も好きだ。

そして、映画を思い出した。
アル・パチーノには、なぜかあまり魅力を感じないのであるが
マーロン・ブランドーの役柄である「ヴィト・コルレオーネ」がものすご、ものすご好きなのだ。

パートI からして、しゃべりより、しぐさや表情で物語る。
必要な事だけ、効果的に伝えるのが魅力的。
非常に寡黙なのに、娘の結婚式でダンスを踊るときは、笑顔を見せる。
銃撃された後、三男のマイケルが「パパは僕が守る」と言うと
病院のベッドの上で、嬉しそうに笑うのだ。

普段、そんなに表情を動かさない人だからこそ
ここ!って時の表情が、ひじょーに愛おしい。

パートIIは、マイケルの物語なのだけど全くそちらに神経がいかない。
主役のマイケル・コルレオーネは、自分の感情には正直に追求型なんだけど
周囲の観察力は、あまりないのか・・・そのせいで、人が遠ざかっていく。

それに比べて、初代ドンの、ヴィト・コルレオーネ青年期のロバート・デニーロがもう!
なんとかっこいいのか。
パートII だけ、何回見ちゃったかな~ってぐらい、デニーロがかっこいい。
マーロン・ブランドーが作り上げた、寡黙かつ魅力的な人物像をきっちり引き継いでるし。

普段しゃべらず、沈黙型で、内向的なんだけど、決断力はあるし、家庭的。

貧乏で稼ぎが悪くて、ジャガイモ一つしか持って帰れなかった日、
奥さんは「まあおいしそう。」って笑って迎える。そしてキス。う~ん、愛がある。

子ども(赤ちゃん)が病気で泣き叫んでて、肺炎かなにかの治療を受けてると
それ見てものすご辛そうに顔ゆがめたり。

祭りの日、凶行した後、三男を抱っこして、「マイケル、愛しているよ。」と
何度も伝えてみたり。

まあ、暴力的な部分もあるのであるが、そこは映画ということで。

寡黙で男前であるよ。
町の人たちが困ると、こぞってヴィトーを頼ってくる。
有言実行(無言実行?)の人なので、信頼が厚い。
演技すべてがかっこいいのだ。
しゃべり(セリフ)が少ない分、表情とかジェスチャー、人間性が強調される。
カリスマ、でしょう。

まさに、理想のタイプ!真の男は、こういう男だ!
自分の勝手な理想妄想が実体として居るので超楽しい映画だ。

マイケルが、自分は父とどう違うのか、父(ヴィト)はどうして自然と皆から
慕われ、好かれたのか、自分は人から嫌われたり、離縁されたりするのか。
孤独に悩んでたけど・・・

マイケルだったら、家賃が払えず追い出されそうだ、と泣きついてきたご近所に
どう対処するかな~って考えたら・・・
人任せにするんじゃないだろうか。
「あのご婦人が、不自由のないように計らってやれ」とか、側近に言ってそう。
ヴィトは、自分がやってやりたい、と思ったら、自分でやるし、頭を使う。
不動産屋への交渉も自分でやり、やり方も、上手。
人情と脅し、という絶妙なバランスか・・・
支配のようでいて、支配じゃなさそうな。

その辺が、後あとで、差がついてくるんじゃなかろうか。

人間的魅力って、同じ寡黙な男でも違ってくるな・・・
ただの孤独な人間と
慕わずにはいられない、内面の豊かな人。

それにしても、ゴッドファザーは魅力的な男達がたくさんいた。
ソニー。にぎやかでしゃべりで、瞬間湯沸かし器だけど
妹が旦那に殴られた痕見て、泣きそうなぐらい傷ついて怒ってた。
いい兄ちゃんだった。
弁護士役のトム・ヘイガン。パートIII に出てこなくて、ずっこけた。
楽しみにしてたのに・・・ドンから信頼される、血族じゃない重鎮、懐刀だったのに~
(ロバート・デュバル主演の「モンタナへの道」がすごい好き!だったので期待してた)

回想の部分でも、マーロン・ブランドーは出ず、省略されてのが、残念。
マイケル、偏屈!ってダメ押しの、ドンの誕生日の話のシーン。
ソニーは懐かしかった。

昔、テレビでやってた頃のをビデオで録画して、繰り返し見たから画像が擦り切れた・・・
そろそろDVDだろう。















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映画「いつか見た青い空」 [Films]

記憶に残って、忘れられない映画がいくつかある。

その中の一つ。
小学校の時に、テレビで家族で見た「いつか見た青い空」
家族に、この映画に出ているシドニー・ポワティエのファンがいたのだ。

かなり古い映画で、白黒だったんじゃないかと思う。
記憶違いかもしれないけど。

子どもの時の何かの事故で、目が見えなくなった女の子と、公園で出あった黒人の青年。
女の子が何か裁縫をしていて、その材料を落としてしまい、拾ってくれた親切な人。
教養豊かな彼は、色んな話をしてくれ、また辛い生活を送る彼女の話も聞いてくれた。

優しい、穏やかな時間が流れるのだ。
女の子の家庭はひどくて、いつも怖い母親がぎゃんぎゃん叫んでいる。
その対比で、男性の穏やかで包み込むような優しさが浮き立つ。

何が印象に残っているかって
この男性に私も魅かれたのだ。小学生の女の子の気持ちをゲットするポワティエ。
すごすぎる。

というより、この頃から、私はストイックな、理性的な男性に魅かれる傾向があったようだ。
面白おかしいユニークで話し上手な人よりも、どちらかというと
言葉を選んで話し
物静かで
一見クールだけど、気を許した人と居るときは穏やかな雰囲気をまとう男性に魅力を感じる。
まさに私の伴侶そのもの!
変わってないじゃないか、私。

この映画のポワティエも、すごいストイック。
女の子がポワティエに魅かれていき、人種が違うと知った瞬間も動じず
愛情を深め
好きだと告白する。
女の子が、男性の顔をそっと指で触れて、彼を知ろうとする場面がある。
彼女が、彼を心から好きだ、という気持ちを観ている人間に感じさせて、切ない。

この主人公の女の子は、ひどい境遇で育ち、身内から虐待同然のことをされ
辛い経験をしていた。
目が見えないのにも関わらず、囲まれた劣悪な環境にも染まらず
本当に求めるべき大切な事、というのを直感で知っていて
その集大成として、彼を見つける。

結婚してほしい、と思うようになるのだ。
結末は、彼が理性的に1年後、まともな社会で教養を身につけ、1年経った後
考えなさい、と引き伸ばし作戦のような事をするのであるが・・・

明らかに、彼も彼女に恋をしていて
でも、フェアーなのだ。
何も知らない彼女を、すぐに手に入れない。
1年後。
劣悪な環境を脱出する(確か寮制の学校へ入学する手続きをしてあげた)手助けをした彼が、提案したこの意味は・・・

小学校の時は、二人は別れたのだ、と思った。
最後のシーンで、彼がオルゴールをプレゼントしたけれど
彼女は、学校への出発前にお別れを言うため
彼との会話のやりとりに集中し、気持ちと向き合っていたので
バスに乗る時に持っていくのを忘れてしまう。

バスが出てしまってから、忘れ物に気がついたポワティエが
オルゴールを持って走ってバスを追いかける。
でも間に合わない。

このシーンでキューっと切なくなり、別れを感じた。

でも、大人になって思い返すと・・・
彼女は強い。
はかなく、環境に翻弄されて振り回されて、の人生だったけど
中身がブレない人なのだ。
だから、一途に彼を慕った。

彼女なら、1年後、教養を身につけ、その中で「私の選択に間違いはない」と
確信した上で、彼に再度、プロポーズしに行きそうな気がする。

人種の負い目、現実社会の厳しさを知る彼からすると
好きな人をそこから遠ざけようとする理性もわからなくもないが
彼女は押し切るような気がする。

そして、幸せになるのだ。

彼女は、心ですべてを判断している。
あの悲惨な境遇をも耐えて、力のない少女時代を生きてきた彼女が
大人になって、知識と教養を持ちあわせた時、社会の厳しさに耐えられないはずがない。
しかも、愛する人が得られるのだ。


うーん、もう一度観たい映画なのだが・・・
古すぎるのか、近くのレンタル屋さんにはなかったなぁ。

シドニー・ポワティエさんは
「招かれざる客」とか「野のゆり(Amen)」とか有名な映画に出てる。
「いつも心に太陽を」と「手錠のままの脱獄」も好きだったな~
古いからか、マイナーだからか、DVDが見つからないのが多すぎる・・・









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マレーネ・ディートリッヒの「モロッコ」 [Films]

中学の時に、近所に小さなシネマがあり
そこは 趣味に走ったような映画ばかりが上映されていて
結構、暇な時には見に行った。

ジェームズ・ディーンの「理由なき反抗」と「エデンの東」の二本立てとか、
オードリー・ヘプバーンの「戦争と平和」とか
ヴィヴィアン・リーの「哀愁」とか
マーロン・ブランドーの「ゴッドファザー」とか
「禁じられた遊び」「マルセリーノ」など切ないフランス、スペイン、イタリア系の映画とか。

クラシックな映画で、オツなのが多く、かなり印象深かった。

そういう上映群の中で
映画の内容自体は単純なんだけど
「うわ~すごぉお~」と映像に強烈な印象を受けたのは
マレーネ・ディートリッヒの「モロッコ」だった。

「女性」という、一般的なくくりから逸脱したような
あのけだるい、怪しげで、魅力的なマレーネが 中学生には強烈だった。
なにせ、迫力ある美人なのだ。
「綺麗だわ~」じゃなく、「すごっ[目]」っと目を見張るような、強烈さ。

目力と、美貌と、雰囲気と、スタイル。声。

マレーネを眺めるための映画だな~と純粋に彼女だけを目で追いかけた記憶がある。
男優の印象が、全く残らず。
遊び人で結構イケテル男、という感覚は残るのだけど
マレーネが映画全部を食ってるので、「ええ!あの人ゲーリー・クーパーさんだったんだ!」
と後でパンフレット見てびっくりした記憶がある。

男優の顔の印象が、まるでなかったのだ。
マレーネ、インパクトすごすぎる。

最初の男装の麗人で、歌いながら、あのなんともいえない目(流し目じゃなくて
伏せ目?)と、けだる~気な雰囲気と、葉巻だかタバコだかをやるときの
ひょえ~っ・・・て 普通の女性像からだんだん、遠ざかっていく カッコよさ。

ドレスを着ても、綺麗なのだ。
何を着ても、イメージ変えても カッコいい。

映画の内容は、どうでもよくなった。
だって、内容は普通の恋愛物というか・・・
けど、ここかしこに、切なさがあった。
マレーネのクールな表情と思いつめた表情が交互に現れる。
直接気持ちを語らない男。でも、彼女を思う。
惹かれてるのに、別れようとし、別れそうなのに、別れがたい。
つまり、運命ですね。
こういう映画は嫌いじゃない。
運命の伴侶が自分にいるなら、なおさら「この人だ」と賭けるマレーネの気持ちがわかる。

そして最高なのは、映像美なのだ。
この映画に惚れる点は。
最後の情熱的な部分が良かったね。
けだるい、理性的で熱くならないマレーネさんが
一大決心して、その場で何も持ってないのに
遠方に遠征する彼を追いかけるのだ。ひょ~女前。

くつを、ぱっ、ぱっ、と脱いで、馬だか、ロバだか忘れたけど
それの手綱をひっぱりながら、砂漠を歩いて行く所で終わるんだけど・・・

は~いいもの見せてもらった。
中学生には、刺激強いよ。
かっこいい女性だな~

若いときに見た映像というのは、インパクトあるのか、
あれから何回か「モロッコ」を観る機会があったけど、初回が一番良かった。




画像乗せたいけど、やめといた。
でも楽天にこんなのがあったよ。なんて便利なんだ。
家の本棚から写真集探すより楽~



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マグノリアの花たち [Films]

カナダの「マグノリアホテル」について書いたときに
名前つながりで、この映画を思い出した。

「マグノリアの花たち」

女優がたくさん出てくる。ジュリア・ロバーツが娘役で、大切な話の要を作っている
シャーリー・マクレーンとかも出ている。

この映画を観ると、海外で感じた「他人でありながら家族さながらに親身になる」
人のつながりを、そうそう、こんな感じ、と実感することができる。

どうしてこんなに、他人同士がつながることができるのか
どうしてお互いを思いあい、支えあうことができるのか
そいういう人間性は、日本にいるよりも海外にいる時のほうが
ひしひしと感じる。

他人とつながりあう事があたりまえで、日本ほどあれこれ気を使って深刻にならず
気さくに、気軽に人の輪は広がっていく。
気がついたら、ただの知り合いのはずのあの人が、悲しい思いをしたときに
隣にいて、しんみりと話を聞いてくれたり

世間話程度にしか会話しなかった同級生が、体調悪そうにしていると
わらわらと、近くにいる誰かが、自分が、世話をしてやりたいという気になる。

そういう気軽な空気、人と人はつながっていて当たり前、という空気が
アメリカでは特にあるような気がする。

だからこの映画を観ていると、感情移入する。
自分がそこにいて、何かをしてあげたい、何もできないなら、そばに。
そういう気持ちにさせる。

娘としての立場で見ても、親としての立場で見ても
この映画は胸をつく。

でも、映画の最後が、素晴らしく明るくいい感じなのだ。
辛い思いや悲しい出来事を、皆で昇華してしまう。
救われる。
笑顔になれる。

よく、核家族だと~とか、一人っ子だと~と将来を心配したり
孤独がどうとか、兄弟で助け合って、とかいう話を聞くけれど

自分が人と出会う機会が多く、またその人たちに気さくに振る舞い
世界を広く、広く体験しようという 前を向く気持ちと それを許す環境がそろえば
そういった悩みは藻屑と消えるような気がする。

うちの子も、そういう体験を少しでも感覚として感じて欲しいから
そういった環境に出かける気があるなら
背中を押してやりたいと思う。
世界は広い!

そして、こどもがもし、この先友人と不仲になったり、辛い体験でへこんでしまって
人間関係が築けない、自分と他人の関係は難しい、と不安に思うことがあるなら
「人とつきあうことは、大事なこと?」と聞かれることがあるなら、
この映画を見せて「本当の友人とつきあうと、喜びと安らぎがあるんだよ」と教えてやりたい。



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素晴らしき哉人生! [Films]

大学で、Entertainmentの授業を取ってた時に
オーディオルームで友人と観て、二人でだ~っと泣いて感動した映画。
感動しまくって、作成したレポートは「気持ちが入っている」とA+をもらった。

その思い出深い作品がこれ。

しかも、「グレン・ミラー物語」の主演だったジェームズ・スチュアートが出てる。



こちらも、お買い上げ商品だ。
子どもも含め、伴侶と私、家族3人で楽しく観れた。
子どもは、深い意味はまだまだわかっていないけれど
ファンタジーな展開は楽しんでいたし
非常にわかりやすい アメリカンムービーならではの 白黒はっきりしている
世界観に、はまったようだ。

伴侶は、最初はつきあいで、居眠りしそうな勢いでいたけど
子どもが夢中になってきたあたりから
真剣に見ていた。

主演の性格が、よく理解できるからじゃないだろうか。
わが伴侶は非常に誠実、実直だ。
この主役も、誠実で実直で、破天荒にはなれず、真面目な性格だから
思い悩む。

家族思いなはずなのに、毎日の仕事に頭を悩ませて人生を悲観する。
自殺したい、と思いつめたとき
(ここがファンタジー)天使が彼に違う視点から世界を見せる。
Decentreのミラクル。

中心をずらし、物事を違う視点から見れば、何かが見えてくる。
主人公の場合は、素晴らしい家族、得がたい人々との絆
困ったときは支えようとしてくれる仲間を、再認識した。

何より、彼が自覚しておらず周囲の人々は理解していた、それは
「彼の実直な性格、努力、心配り、思いやり」

自分を後にして、人を先にするは難しいと 今回も思うが
彼はそれができる人だ。
だからこそ、伴侶である妻からも尊敬され、家族から慕われ
住民からも尊敬されている。

自分の夢破れて、望まぬ道を歩んでいる主人公だけれど
なぜ望まぬ道を歩んだのか
その原点も、結局父への思い、弟への思い
住人への責任感
納得はできていないのだろうが、行動の基準は彼の人を先にする
その姿勢だ。

そして、映画の最後の最後で、彼は納得どころか人生を達観する。
「自分の人生で、大切なものはこれだ!」と全身で感じるのである。

これが人間が人生で一度味わえるかどうか、という幸福感なのだと思う。

映画を観ている人間まで、その幸福感に感動する。
すべての苦労が、すべての不満が、すべての人間としての現実生活の澱みが
さーっと一掃される。

これを観ると、何度でも頑張ろう、這い上がろう、という気にさせてくれる。
映画の持つパワーが、人への影響力がすごくわかる作品だ。
観終わった後、家族3人、生き生き[ぴかぴか(新しい)]していた。

私の人生から、この映画は離し難い。



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グレン・ミラー物語 [Films]

たいてい、見たい映画はレンタルするけど
この「グレン・ミラー物語」は購入して家に置いている。


音楽だけでも聴いてて楽しいから、つけっぱなしにもできるし
なにしろ、英語がいいので、ヒアリングにもよいだろう。
つけっぱなし効果は色々ある。

中学の時、劇場でこの映画を見た。
最初、ふ~ん、て感じで見ていたが、忘れられない映画のひとつになった。

その後、来日するグレン・ミラー楽団の生演奏も聞きに行ったし
母校の吹奏楽が演奏するイン・ザ・ムードなんか大好きだった。

人生のあちこちで、思い出がニアミスする映画だ。

ジェームズ・スチュアートがグレン・ミラーさん本人に似てるな~
って思う。
この人が役をやってくれてよかった。

映画にあまり興味ない伴侶が、これは、途中で立ち止まって
見ていた。
子どもの 遊んで遊んで攻撃をかわしながらも
目がそらせない感じ。

貧乏なグレンの、思いつきで行動する衝動的な行動に
どーんとついていく彼女が素敵。
そして結婚、楽団になるまでの苦労や支えてくれる人々の気持ちが
どっぱ~ん!と感動になって押し寄せる。

展開に飽きがこず、恋愛中の話も奇抜で面白いし
有名なあの曲、この曲が「こんなきっかけでできたんだ~」
って音楽の方向から見ても面白いし

結婚、女性にとっての伴侶の支え方(いっぱつ厳しく尻をたたく素敵な妻)
妊娠の難しさ、乗り越える夫婦、子どもとの絆
愛する人との別れ

これもヒューマンな映画。
深く、深く考える要素がたくさんちりばめられている。

音楽の明るさと、主人公夫婦の明るさが映画を楽しくさせているが
しっとりと、悲しみだって人生だからある。
そこを、見事に演出してる。

夫婦って、結婚て何、人生で大事なものって何だったっけ?
という疑問はふっとばしてくれる映画だと思う。

私が家庭で、家族で大事にしているものが、映像という形で
この映画にぎゅっとつまっているから、宝物である。



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ポール・ニューマンの映画 [Films]

ポール・ニューマンの映画を久々に見たいので
週末レンタルしようかな~と思うのだが・・・

いかんせん、子どもと一緒に見れるような映画が少ない。
Stingぐらいか?

軽快な音楽は楽しいだろう。でもまだ、あのだましの面白さは
全くわからんだろうし・・・悩む。

「暴力脱獄」がものすごく見たい。映画の最後のシーンで
ポール・ニューマンのニヒルな笑顔がたくさんぱっ、ぱっ、ぱっ、と写っていく
所が、大好きなのだ。
あの笑顔。
悩殺・・・


でもさすがに子ども向けではない。
歩きながら、ゆで卵を限界まで食べるシーンはウケルかもしれないが・・・

ハスラーは1の方が好きだったので2の方はなぁ・・・
子どもは1は見れないだろう。


評決は・・・だめだな。


・・・ノーバディーズフールか!


そうだ!
っても、子どもにはまだ退屈か~
子どもの大好きな「じいちゃん」が出てるけど・・・
ダメか。

前に書いた、大好きな映画「フライドグリーントマト」に出てた
ジェシカ・ダンディが確か出てたよ~

ヒューマンな映画は何度見てもいい。
これは伴侶と、夜しっとりと見たい!これだ!決まり[わーい(嬉しい顔)]


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ジェームス・ディーンのジャイアンツ [Films]

ジェームス・ディーンの「ジャイアンツ」を、レンタルでもう10回超えるほど見てるんだから
いい加減に購入したほうがよさそうだ。

一緒に見る相手が毎回違うから、相手ははじめてでも私は何回も見てる。
が、全く飽きが来ない。

主役はロック・ハドソンとエリザベス・テイラーの黄金コンビだろうが
私の目には麗しいエリザベス・テイラーと、寡黙だが魅力ぷんぷんのジェームス・ディーンが
輝いていてまぶしい。

ジェームス・ディーンはこの役が一番はまり役だと思う。
寡黙だけど、一人孤独に努力して、気の強い牧場主の姉だけには彼のよさが理解されていて救われる。
相続したわずかな土地に賭けて生きていく
かっこいいな~

人からもらったチャンスを生かして孤独に努力するあたりが男前。
その後上り詰めて豪遊して悲しい失恋を抱えて虚無感に苦しむ姿も、この人ならでは。

エリザベス・テイラーの一人の女性としての、都会の華やかな上流社会の生活から
テキサスの埃っぽい粗野な生活へ飛び込んでいく勇気とか
伴侶を見つけて人生を濃く深く生きていくところとか
子どもの将来を考えて、伴侶と意見を戦わせるところとか
差別に立ち向かってぼろぼろに喧嘩負けした伴侶を誇りに思うところとか

女性として生きていく上での見本になる。
スカーレット・オハラの「絶対に飢えない!」と不屈の精神で立ち上がっていく姿もかっこよかったけど
ジャイアンツのエリザベス・テイラーは、教養があって、その教養で伴侶や子どもを導く人となり
ぬくぬくの上流階級に腰をかける生ぬるい生き方をしたかもしれない将来を、あっさり捨てて
伴侶の住む粗野でダイナミックな未知の世界に、躊躇なく飛び込むところとかは

自分への肯定感にあふれ、自分の判断に確固とした自信があるからこそのこの行動力、
その行動力についてくる結果<幸せと人生の充実>なんだろうなと思う。

本当に素敵な映画だ。





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フライド・グリーン・トマト [Films]

海外に滞在してたとき、現地の友だちと見た映画「フライド・グリーン・トマト」が
いつまでも忘れられない。

日本でレンタルしよう、と思って近くのショップをのぞいてもない。
仕方ないから、もっと子どもが大きくなったら、購入するか・・・



映画のタイトルは「はあ?」って感じだけど
Sigothそのもの、というか、自分の生涯の中で 大切な人と出会ったことの幸運、
楽しさと 別れる悲しさと・・・

親友の涙が、いつまでも心にのこる逸品です。
どうしても感情移入してしまう、あの場面。

こどもには、将来ぜったい見せたい。

人生で人を得る事の幸せと、どうでもいい事、その本質をずばっとついている。



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