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「ゴッドファザー」、ロバート・デ・ニーロ! [Films]

先に書いた、オペラの間奏曲・序曲集の「カヴァレリア・ルスティカーナ」を聴いてて、
そういえば、「ゴッドファザー」のサントラって、オペラっぽいのたくさんあったな~と
ひっぱりだしてきた。

カヴァレリア・ルスティカーナはゴッドファザーIIIで使われたようだ。
ニーノ・ロータの哀愁のある曲も好きだ。

そして、映画を思い出した。
アル・パチーノには、なぜかあまり魅力を感じないのであるが
マーロン・ブランドーの役柄である「ヴィト・コルレオーネ」がものすご、ものすご好きなのだ。

パートI からして、しゃべりより、しぐさや表情で物語る。
必要な事だけ、効果的に伝えるのが魅力的。
非常に寡黙なのに、娘の結婚式でダンスを踊るときは、笑顔を見せる。
銃撃された後、三男のマイケルが「パパは僕が守る」と言うと
病院のベッドの上で、嬉しそうに笑うのだ。

普段、そんなに表情を動かさない人だからこそ
ここ!って時の表情が、ひじょーに愛おしい。

パートIIは、マイケルの物語なのだけど全くそちらに神経がいかない。
主役のマイケル・コルレオーネは、自分の感情には正直に追求型なんだけど
周囲の観察力は、あまりないのか・・・そのせいで、人が遠ざかっていく。

それに比べて、初代ドンの、ヴィト・コルレオーネ青年期のロバート・デニーロがもう!
なんとかっこいいのか。
パートII だけ、何回見ちゃったかな~ってぐらい、デニーロがかっこいい。
マーロン・ブランドーが作り上げた、寡黙かつ魅力的な人物像をきっちり引き継いでるし。

普段しゃべらず、沈黙型で、内向的なんだけど、決断力はあるし、家庭的。

貧乏で稼ぎが悪くて、ジャガイモ一つしか持って帰れなかった日、
奥さんは「まあおいしそう。」って笑って迎える。そしてキス。う~ん、愛がある。

子ども(赤ちゃん)が病気で泣き叫んでて、肺炎かなにかの治療を受けてると
それ見てものすご辛そうに顔ゆがめたり。

祭りの日、凶行した後、三男を抱っこして、「マイケル、愛しているよ。」と
何度も伝えてみたり。

まあ、暴力的な部分もあるのであるが、そこは映画ということで。

寡黙で男前であるよ。
町の人たちが困ると、こぞってヴィトーを頼ってくる。
有言実行(無言実行?)の人なので、信頼が厚い。
演技すべてがかっこいいのだ。
しゃべり(セリフ)が少ない分、表情とかジェスチャー、人間性が強調される。
カリスマ、でしょう。

まさに、理想のタイプ!真の男は、こういう男だ!
自分の勝手な理想妄想が実体として居るので超楽しい映画だ。

マイケルが、自分は父とどう違うのか、父(ヴィト)はどうして自然と皆から
慕われ、好かれたのか、自分は人から嫌われたり、離縁されたりするのか。
孤独に悩んでたけど・・・

マイケルだったら、家賃が払えず追い出されそうだ、と泣きついてきたご近所に
どう対処するかな~って考えたら・・・
人任せにするんじゃないだろうか。
「あのご婦人が、不自由のないように計らってやれ」とか、側近に言ってそう。
ヴィトは、自分がやってやりたい、と思ったら、自分でやるし、頭を使う。
不動産屋への交渉も自分でやり、やり方も、上手。
人情と脅し、という絶妙なバランスか・・・
支配のようでいて、支配じゃなさそうな。

その辺が、後あとで、差がついてくるんじゃなかろうか。

人間的魅力って、同じ寡黙な男でも違ってくるな・・・
ただの孤独な人間と
慕わずにはいられない、内面の豊かな人。

それにしても、ゴッドファザーは魅力的な男達がたくさんいた。
ソニー。にぎやかでしゃべりで、瞬間湯沸かし器だけど
妹が旦那に殴られた痕見て、泣きそうなぐらい傷ついて怒ってた。
いい兄ちゃんだった。
弁護士役のトム・ヘイガン。パートIII に出てこなくて、ずっこけた。
楽しみにしてたのに・・・ドンから信頼される、血族じゃない重鎮、懐刀だったのに~
(ロバート・デュバル主演の「モンタナへの道」がすごい好き!だったので期待してた)

回想の部分でも、マーロン・ブランドーは出ず、省略されてのが、残念。
マイケル、偏屈!ってダメ押しの、ドンの誕生日の話のシーン。
ソニーは懐かしかった。

昔、テレビでやってた頃のをビデオで録画して、繰り返し見たから画像が擦り切れた・・・
そろそろDVDだろう。















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