パパのシャツに包まれて、最高（どや）！

連休中、子供の念願の「パパと二人っきりでデート」が実現した。

暑いので、夕方から自転車でサイクリングへ。
パパと出かける時は、ドレスをチョイス。

「行くか。」とのパパの掛け声に
「ちょっと待ってて」と　おもむろに自分の部屋へ入って行き、サマードレスを手に戻ってきた。
いそいそと、お着替え。

「ママ、髪の毛かわいく結ってくれる？」とまあ、出かける時の準備はおこたらない。

キラキラ光る水晶のような大型のピンクの花型の飾りで、トップと後ろと2箇所を結ってあげた。
ご満悦で、いそいそと玄関へ。
「自転車だし、パパの後ろに乗ってるだけだから、よそ行きの靴はいてもいい？」

・・・そこまでするか、と思ったが　念願の、久しぶりのデートであるから、もちろんOKにした。

玄関に立つその姿は、はあ、いつもの子供っぽさが抜けて、ちょっと大人っぽい。
気合入ってるなぁ。

「んじゃ、ちょっと行ってきます」と　見送りました。
私は　今日はお留守番。
パパを独占する時間も、子供は欲しいみたいだし。

夕飯を作っている間に、日も暮れはじめた。
ピンポーン！と、帰宅の合図の玄関ベルが鳴る。

はいは～い、と出迎えたのであるが・・・

でかいくせに（もうすぐ5歳だけどまだ4歳、それで110センチ越え）
パパに抱っこされ
しかも・・・パパのシャツにくるまってるよ！ボタンもとめて！

しばし、がん見。
「日が暮れてきて、川の近くを走ったから、パパが貸してくれたの。ドレスじゃ寒いでしょ、って（どや！）」

と、どや顔ってやつをされてしまった・・・

「うらやましい・・・」
「でしょ？でしょ～うらやましいでしょ～パパ、優しいんだよ～。私から言ったんじゃないよ。パパが！パパが、寒くないか、って着せてくれたんだよ～うふふ～」

自主的に、優しくしてもらったんだ・・・
寒いな、とか、シャツ貸して、じゃなく・・・
いいなあ～
自主的に優しくしてくれるのって、全然嬉しさが違うよね～いいなあ～

子供はそこが、すっごくわかってて、私に言ってくるんだよな～

長々と、そういう「自主的に　パパが優しくしてくれた。パパのシャツ！パパ臭するシャツにくるまった！最高！」って話を聞いてたら、私の顔がうらやまし～意気消沈～って感じになってたのか・・・

リビングに来たパパは
「子供に風邪ひかしたら、ママが悲しむからシャツ着せたんだよ」
と一言、通りすがりにボソッと言って台所を通過していった。

にま～
うふふ～
そっか～
私の気持ち、考えてくれたんだ。
そっか～うふふ～

気分は最高潮。

やっぱり、私の伴侶は最高だわ。
一言が、すごい威力ある。

子供のどや顔も結構「うぐっ」って負けた気になって威力あったけど
伴侶の一言は、最高だね。

子供は、パパのシャツに包まった、パパから優しくしてもらった、大事にしてもらった、って気持ちが持続してウキウキ
私は、伴侶から嬉しい一言をもらった、とウキウキ

最高の週末の〆でした。

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