パパ臭

我が家には「パパ臭」という単語が存在する。

しかも、毎日かなりの頻度で　私も子どもも使っている。

「ぱぱしゅう」とそのまま読むのだけど、意味もそのまま「パパのにおい」。

なぜか私は、伴侶の臭いに弱い。
大好きなのだ。

ぎゅーっとハグハグされている時に　パパ臭で満たされるのは至福である。
ほーっと肩の力も抜ける。

うちの子は、生まれたときから「パパ臭」を嗅ぎ取っていた気がする。
抱っこすると、首筋に顔を埋めるのだ。

そしてこの「首に顔を埋める」しぐさは　5年たとうとしている今でも健在だ。
しかも「すはぁああああ～」っと　思いっきり吸い込んでいる。

伴侶だとＤＮＡが細胞レベルで呼び合うのはわかるが
子どもは呼び合わないんじゃなかったっけ・・・？

パパの留守中、寂しくなると　彼のパジャマを持ち出してきて　くるまったり
半纏に顔をつっこんでニヤけてたり
パパのお布団で転がりまくって「ぱぱしゅう～～～」ってうなってるのを見ると
・・・私の遺伝か。

この変な嗜好は　遺伝しかないか。

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